告訴・告発をした人が事情聴取を受けるときに気をつけること

事情聴取って何?

告訴や告発をすると、警察から呼ばれて「事情聴取」を受けることになります。

事情聴取とは、警察などが事件のことを知っている人を呼んで、くわしい話を聞く手続きのことです。基本的には、警察署などに出向いて話をすることになります。

事情聴取の目的

警察は事件を調査するために、事件のことをよく知っている人から情報を集める必要があります。告訴や告発をした人は「何があったか」を知っているはずなので、そこから詳しい情報を聞くために事情聴取が行われます。

事情聴取の基本情報

場所: 警察署または検察庁(最初は警察署、後から検察庁でも聞かれる場合があります)

回数: 基本的には1回で終わることが多いですが、複雑な事件では2回以上になることもあります

時間: 2〜3時間程度が多いですが、もっと長くなる場合もあります。当日は他の予定を入れないでおくと安心です

事情聴取では何を聞かれる?

∙ 事件について知っていること

∙ 犯人とはどんな関係か(知り合いか、まったく知らない人か)

∙ なぜ事件のことを知っているのか

∙ 犯罪被害の詳しい内容

事情聴取を受けるときの注意点

① 事前に準備しておこう

事情聴取は突然ではなく、事前に日程を教えてもらえます。その日までに、事件について知っていることを整理しておきましょう。

おすすめの準備:

∙ 何がいつ起きたかを、時間の順番に整理した「時系列メモ」を作る

∙ 当日すぐに答えられるか不安な人は、伝えたいことを紙にまとめておく

② 持ち物を確認しておこう

∙ 身分証明書(運転免許証など)

∙ 印鑑(書類にハンコを押すために必要。なければ指のハンコ「指印」になります)

③ 「供述調書」にサインする前によく確認しよう

事情聴取が終わると、担当の警察官が話した内容をまとめた「供述調書」という書類を作ります。そこにサインとハンコを押すよう求められます。

この供述調書は、あとで重要な証拠書類になります。内容が事実と少しでも違っていたら、必ず訂正を求めましょう。 納得できるまでサインしなくて構いません。

事情聴取を断ることはできる?

断ることはできます。断ったからといって逮捕されるようなことは基本的にありません。

ただし、事情聴取に協力しないと、警察が犯人を捕まえるための大切な情報が伝わりません。犯人に罰を受けさせたくて告訴・告発したのであれば、積極的に協力する方が目的を果たしやすくなります。

弁護士に同席してもらえる?

弁護士に警察署まで一緒に来てもらうことはできます。ただし、事情聴取の場に同席することは、多くの場合認められていません。

不安な方は、事前に弁護士と打ち合わせをして、当日は警察署の外まで一緒に来てもらうと安心です。​​​​​​​​​​​​​​​​

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