【事務所の理念】
AIによる判例リサーチ、契約書レビュー、証拠分析が当たり前となり、**刑事司法(クリミナルロウ)と民事紛争(シビルロウ)**の解決プロセスは、飛躍的に高速化・効率化しました。
しかし、その影で、見過ごされがちなものがあります。それは、人間の行動や争いの根源にある、言葉にならない主観的な体験、すなわち「クオリア(痛み、怒り、信頼、希望といった感覚)」です。
刑事事件において、AIは「なぜ彼がその罪を犯したのか」という動機や葛藤を真に理解することはできません。民事事件においても、AIが提示する「答え」は、当事者双方の感情的なしこりや、契約に込めたはずの想いを無視したものかもしれません。
AIが導き出す「確率論的な正解」が、決して「人間にとっての納得解」とは限らないのです。
「クラリア法律事務所」は、このような時代認識の上に設立されました。我々は、最新のAI技術を強力な分析ツールとして駆使し、人間の能力だけでは見つけられない証拠や法的論点を探り出します。しかし、我々が最後に光を当てるのは、AIの論理の先にあるもの——依頼者の心に宿る、誰にも複製できない唯一無二の「クオリア」です。
刑事であれ、民事であれ、すべての事件の根底には「人」がいます。AIの論理と、人間の心。その両方を深く理解し、依頼者にとっての真の解決を導き出していきます。
それこそが我々の使命です。
【事務所名の由来】
事務所名である『クラリア』は、ラテン語で“物事を明らかにし、光り輝かせる”という意味を持つ“Clarus”に由来します。
我々はこの『クラリア』という理念を、現代の司法が直面する4つの重要な要素を統合することで実現します。
まず、我々が専門とする広範な実践領域、すなわち刑事(Criminal Law)と民事(Civil Law)。
次に、これらの分野で真実を探求するための最強の分析ツールとしてのAI(人工知能)。
そして、AIには決して汲み取ることができず、我々が何よりも守るべき法的問題の核心、すなわち人間の心そのものであるクオリア(Qualia)。
刑事・民事を問わず、AI技術を駆使して事件の深層を解明し、依頼者のクオリアに寄り添い、その権利と未来を『クラリア』、すなわち光り輝かせる。
その決意の象徴として、この名を掲げています。
【代表弁護士あいさつ】
クラリア法律事務所は、「弁護士の顔が見える法律事務所」を志向しております。
代表弁護士の藤本顯人は元警察官であり、実際に顔を合わせることの大切さを痛いほど理解しております。
弁護士の顔が見えるということは、弁護士もご依頼者様のお顔が見えるということです。
そうすることで、弁護士は、ご依頼者様の事情や意向を適時適切に汲み取ることができ、事件をあるべき方向へ進めていくことができます。
そして、ご依頼者様も、ご自分のお考えを弁護士に素直にぶつけることができるので、納得のいく事件完結を迎えることが叶うのです。
もしも弁護士の顔が見えず、また、弁護士もご依頼者様のお顔が見えないと、お互いに共闘しているという連帯感・信頼感が得られない結果、十分な弁護活動をする上でのさまざまな支障があります。
そのため、クラリア法律事務所では、弁護士が、ひとりひとりのご依頼者様と顔を合わせることを、何よりも大切な初心と捉えて日々の執務にあたっております。
ご依頼者様としましては、是非とも、弁護士には、その思いや不安をすべてぶつけてください。すぐには難しいかもしれませんが、徐々に徐々に少しずつでも構いません。弁護士は、ご依頼者様を受け止めつつ、共に悩みます。そして、解決策としてベストなものをご提案し、処理することで、事件を解決するまで助力いたします。
悩んでいたり、困っていることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください!
弁護士は、ご依頼者様との「出会い」を楽しみにしております。