示談金の相場は不同意わいせつ・不同意性交が100万円前後(一般人ですと数百万円になることも、逆に風俗ですと30万円程度になることもあります。)、痴漢・盗撮が50万円、暴行・窃盗・交通事故が30万円、器物損壊が20万円程度となることが多いです。もっとも、具体的ケースによって異なります。
金額を動かす要素
- 行為態様の悪質性、回数、余罪の有無
- 被害の程度(傷害なら治療期間や後遺症)
- 被害者の年齢・属性(未成年なら交渉相手は親権者で、処罰感情も強くなりやすい)
- 事件化の前か後か、身柄拘束中か(早期釈放や不起訴のために短期間でまとめる必要があるか)
- 加害者側の資力と社会的地位
- 罰金刑の有無(不同意性交等罪のように罰金刑のない罪では、示談の重みが一段と増す)
相場は交渉の目安にすぎません。相場を大きく超える要求は現にあり、当初1,000万円を超える要求を受けたケースも紹介されています。他方、相場にこだわりすぎて示談の機会を逃すのも本末転倒です。金額の妥当性は、事案の中身と解決できない場合のリスク、処分への影響を踏まえて判断する必要があります。
この記事を書いた人
藤本 顯人(ふじもと けんと)
第一東京弁護士会所属
警察官として勤務しながら予備試験・司法試験に合格し、弁護士に。
捜査の現場経験をいかし、刑事弁護に注力しています。
クラリア法律事務所
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